3月14日は私の誕生日。
満で63歳になった。当日は高森稽古照今塾と重なったので、少し前倒しして、
11日に家族が集まり(但し、長男夫婦は参加できず)、
早稲田の庶民的なフランス料理店でささやかな会食。更に13日、妻と子供達からプレゼントを貰った。
TEMPURの枕とnewbalanceのスニーカー。
私も店に行き、しっかり選んだ。
どちらも私の健康に配慮してのチョイス。
嬉しい。
これまでのプレゼントも、吉田カバンの鞄、
HERMESのバッグ、メガネスーパーの眼鏡など、毎日とか、
しょっちゅう使う、実用的なものが多い。
私自身が、本以外、自分のものは殆ど何も買わないのを、
補ってくれている部分もある。ちなみに、13日は長男のお嫁さんの誕生日だったので
(私の誕生日と1日違い)、家族みんなでお祝いメッセージの
動画を撮り、長男夫婦に送った。14日の塾が終わった後には、受講生らからも
サプライズでプレゼントを貰ってしまった。
妻と2人分のホテルのディナー券だった。
これも、私が愛妻家(又は恐妻家?)なのをよく考えた上での、
選び方。
彼らの好意が伝わる。
私の父は64歳で亡くなっている。
そのせいか長年、64歳以上長生きしている自分がどうしても
想像できなかった。
しかし先頃の、令和最初の天皇誕生日に際しての記者会見で、
天皇陛下は次のようにおっしゃられた。「還暦を迎えるに当たっては、もう還暦ではなく、まだ還暦という思いでおります」と。このお言葉に接し、目が覚めた思いがした。
或いは、お叱りを戴いたようにも感じた。
「まだ63歳ではないか」と。非力ながら、もう暫くは自分の出来る範囲内で、
何かしら公(おおやけ)に役立つことをさせて戴こう。
そんな気持ちになった。
寿命などは天に任せておけばよい。【高森明勅公式サイト】
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